ムラサキシキブ

秋の初めごろ鮮やかな赤紫色の小さな果実がたくさんついた低木が「ムラサキシキブ」です。 英名で“Japanese Beautyberry”といい、直訳すると、「日本の美しい実」。 原産地は日本、朝鮮、台湾。紫色が持つ高貴なイメージも、雅やかな和の趣を感じさせます。 花言葉は、「上品」「聡明」「愛され上手」。 源氏物語の著者として有名な平安の女性作家、紫式部は、豊富な知識を持ちながらそれをひけらかさない、控えめで上品な性格だったと推測されています。その紫式部の性格がそのまま、花言葉となったのでしょう。 枝が細くまばらにつくので野趣に富み、近年、庭植えや鉢植えにも用いられるようになりました。 開花は6月ですが、鑑賞期は9月〜10月と今まさに見応えありなので、皆さんも探してみてください!